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令和3年度報酬改定(児童関連の個別サポート加算Ⅱの最新情報!!)

昨日とある市の相談支援部会内でこの度の報酬改定に関するお話をさせてもらう機会がありました。

また、同時に「個別サポート加算Ⅱ」に関して、ある市の見解も詳しく聞かせて頂いたのでこの場で共有したいと思います。

(1)まず一点目の大きな収穫は…

この加算を取得する上で大きな課題と考えられる保護者からの同意については、想定していた通り

関係機関と連携することに関する同意は、個別支援計画に「○○(関係機関)と定期的な情報共有を行う」という内容を含んだ個別支援計画書を作成し、

  保護者から同意を得られれば、それをもって本加算における同意を得たと捉えて問題ない!

ということでした。

これで、同意に関してかなりハードルが下がりました!!!

しかし!!

(2)この加算を取得した場合、次の事態が想定される。だから、この加算は取らない方がいいんじゃないか…というのが現状の市の見解のようです。

個別サポート加算Ⅱを算定→明細書等を見て保護者が「個別サポート加算Ⅱって何?」とネット検索をする→「虐待等の要保護児童等への支援について評価」とヒット→虐待という言葉で反応し、うちは虐待なんてしていない!と事業所と保護者間の関係が悪化してしまう恐れがある

→だから、この加算はつけない方がいいんじゃない!?

 

ん~そういわれてしまうと…100%上記のことが起こらない保障があるとは言い切れませんし…

でもですよ、そうなるとそもそもの個別サポート加算Ⅱの趣旨である「公的機関等との連携が必要な利用者に関して、連携することの労力等を報酬上で評価
し、もって、要支援児童等の福祉を増進する」という目的が達成されません。

実際に、対象児の支援にあたって公的機関との連携もですが、親御さんとのやりとりもかなり頻繁に行いますし、その部分報酬として評価されて然るべきなのです。

このやりとりの多さ、大変さを分かってもらいたいものです。

 

ということで、市は非常に消極的になっている「個別サポート加算Ⅱ」ですが、関連法人の事業所では取得するために、動きだしています😊

負けずに頑張りたいと思います!!